300名山リストと印象深い山の記録

およそ山登りを初めて50年以上経った。今まで年齢に応じて縦走、雪山、岩登り、沢登等を楽しんで来た。また海外にも少しは足跡を残した。
70歳を過ぎて何か次の目標を持とうと考えた。たまたま300名山の残りを数えて見たら124座残っていた。足腰の衰えはあるが、目標を75歳に設定して努力を重ねてきた。100名山に比べ簡単な山もあるが夏道がなく積雪期しかアタックできない山も5座あった。また10時間以上かかかる山もいくつかあった。概していえることは、登山口までの林道が整備されておらず、又一たび土砂崩れ等発生しても、復旧されない場合もあり、出発前に必ず市町村の関係先に連絡を入れ、確認する必要があった。更に殆どが一人旅であった為、万全の準備と登山中は細心の
注意が必要であった。厳しい北海道の山等はガイドツアーも選択した。その結果、目標を定めた2016年10座、2017年24座、2018年42座、2019年44座登った。
2020年は残りの北海道:暑寒別岳、東北:和賀岳、神室山、五葉山に4座登って完登を目指す予定とした。振り返れば、最初の300名山は美ケ原で1963年8月で実に56年の歳月が流れた。その間100名山は2002年10月に達成した。200、300名山は個々にやると効率が悪いのでまとめてアタックした。そして約4年間かけて、2020年9月6日岩手県、五葉山を登り300名山を完登した。山行記は「登山記録」「思い出の山行」にもアップしているが、その中から、印象に残った山、厳しい山に関しては抜粋して「300名山リストと登頂記録」の表の下にまとめてアップしたので見て欲しい。

 

日本300名山リストと登頂記録(地域区分は日本山岳会)

百名山 山岳名 標高 場所 登頂年月 備考
1 利尻山 1721 北海道 2002,07 頂上は浸食により要注意
2 羅臼岳 1661 北海道 2002,07 知床半島付け根の百名山
3 斜里岳 1547 北海道 2002,07 飛び石で河原沿いを登る
4 雄阿寒岳(阿寒岳) 1371 北海道 2002,07 登頂後麓の温泉で汗を流す
5 大雪岳(旭岳) 2291 北海道 2002,07 登山道脇の花が途絶えない
6 トムラウシ山 2141 北海道 2002,07 長い登山道の奥に鎮座する
7 十勝岳 2077 北海道 2002,07 十勝連峰の主峰,下山後温泉
8 幌尻岳 2052 北海道 2002,07 渡渉には十分注意が必要
9 羊蹄山(後方羊蹄山) 1898 北海道 2002,07 高山植物の垂直分布出有名
10 八甲田山 1585 青森県 2002,09 小生,百名山達成の山である
11 岩木山 1625 青森県 1997,09 楽をするにはリフトがある
12 早池峰山 1914 岩手県 1998,09 ハヤチネウスユキソウを見る
13 岩手山 2038 岩手県 2002,09 コマクサ等の群生は見事だ
14 八幡平 1613 秋田県、岩手県 2002,09 あまり登った感じがしない
15 鳥海山 2236 秋田県、山形県 2002,09 頂上付近は岩稜帯、紅葉も
16 蔵王山 1841 宮城県、山形県 2001,06 夏もいいが樹氷の時期も良
17 月山 1984 山形県 1971,06 夏スキーのメッカ、お花畑
18 朝日岳 1870 山形県 1979,05 朝日連峰の盟主、紅葉が良
19 飯豊山(大日岳) 2128 福島県 2000,09 登山ルートが多岐のわたる
20 吾妻山 2035 山形県、福島県 1999,04 最高峰は西吾妻,大滝沢良し
21 安達太良山 1700 福島県 2000,02 山容から乳首山とも,夏冬良
22 磐梯山 1816 福島県 1986,8 無雪期も良いが積雪期も良
23 会津駒ケ岳 2133 福島県 1997,08 頂上の池塘群が素晴らしい
24 燧ケ岳 2356 福島県 1997,08 岩峰で尾ケ原が一望できる
25 筑波山 877 茨城県 1996,08 1年中登山でき、花が綺麗
26 那須岳(三本槍岳) 1917 福島県、栃木県 2001,06 紅葉の時期に行くと最高
27 男体山 2486 栃木県 2001,09 志津峠は通行止め、神社~
28 日光白根山 2578 栃木県 2001,01 シラネアオイの発祥の山
29 皇海山 2144 栃木県 1989,11 荒廃した林道経由が近道
30 至仏山 2228 群馬県 1995,06 尾瀬よりは登りの一方通行
31 武尊岳(沖武尊) 2155 群馬県 1985,12 各ピークを踏むと楽しい
32 谷川岳 1977 群馬県、新潟県 1969,09 手軽に楽しめる山になった
33 赤城山 1828 群馬県 2001,01 初級の雪山として魅力有り
34 草津白根山 2150 群馬県 2003,01 噴火警戒レベルで注意要
35 両神山 1723 埼玉県 2000,04 山岳信仰の山,八丁峠~も良
36 雲取山 2017 埼玉県、東京都 1988,11 東京最高峰、一度は登ろう
37 丹沢山 1567 神奈川県 1997,02 塔ノ岳~丹沢山~蛭ケ岳縦走楽し
38 越後駒ケ岳 2003 新潟県 2001,06 越後三山縦走,長いが楽しい
39 平ケ岳 2141 新潟県、群馬県 1992,10 最短道より鷹ノ巣~歩こう
40 巻機山 1967 新潟県、群馬県 2001,09 ニセ巻機迄登れば頂上近し
41 苗場山 2145 新潟県、長野県 1969,09 素晴らしい高層湿原が圧巻
42 四阿山 2345 長野県、群馬県 1967,08 根子岳と共に菅平のシンボル
43 浅間山 2568 長野県、群馬県 1967,11 入山規制有、昔は登れた
44 高妻山 2353 長野県、新潟県 1969,08 戸隠山の奥に有、最後急登
45 妙高山 2454 新潟県 1969,08 冬,火山泥流で退路が断たれた
46 火打山 2462 新潟県 1970,07 高谷池は高山植物の宝庫
47 雨飾山 1963 長野県、新潟県 2000,10 秋は岩稜の紅葉が美しい山
48 美ケ原 2034 長野県 1963,08 アクセスも良くハイキングに最適
49 霧ケ峰 1925 長野県 1996,10 霧ケ峰高原,ハイカー多し
50 蓼科山 2531 長野県 1996,10 八ケ岳連峰の北端,円錐形独立峰
51 八ケ岳(赤岳) 2899 長野県、山梨県 1979,04 八ケ岳の盟主,夏冬共に堪能
52 甲武信岳 2475 長野、山梨、埼玉 2009,06 千曲川の源流域でもある
53 金峰山 2599 長野県、山梨県 1981,11 頂上のシンボル五丈岩が有名
54 瑞牆山 2230 山梨県 1998,05 登るより見る方が楽しい
55 大菩薩嶺 2057 山梨県 2003,11 山頂は見通し無小説で有名
56 富士山 3776 山梨県、静岡県 1972,06 夏は行列,人の尻見て登る
57 白馬岳 2932 長野県、富山県 1966,08 初めて体験した北アルプス
58 五竜岳 1814 富山県 1981,08 八峰キレットはズルズルで嫌い
59 鹿島槍ケ岳 2889 長野県、富山県 1981,08 赤岩尾根ルートが最短
60 剱岳 2999 富山県 1968,08 登って良し、眺めて良し
61 立山(大汝山) 3015 富山県 1990,10 立山三山の主峰,眺望が良い
62 薬師岳 2926 富山県 1968,08 登るのも大変だが見ると雄大
63 水晶岳(黒岳) 2986 富山県 2001,08 昔この山で水晶を拾った
64 鷲羽岳 2924 富山県、長野県 1967,08 三俣蓮華からの急登が印象
65 黒部五郎岳 2840 富山県、岐阜県 1999,08 薬師からの長い稜線の奥に
66 笠ケ岳 2897 岐阜県 1970,06 昔、頂上には沢山のケルン
67 常念岳 2857 長野県 1978,11 槍、穂高連峰の展望が素敵
68 槍ケ岳 3180 長野県 1968,08 北アで最も人気の高い山
69 奥穂高岳 3190 長野県、岐阜県 1973,08 稜線の奥に見える槍、感激
70 焼岳 2455 長野県、岐阜県 1999,07 未だに登山道の横から噴煙
71 乗鞍岳 3026 長野県、岐阜県 2005,08 車道から少しで3千の高所
72 木曽駒ケ岳 2956 長野県 2001,08 千畳敷~ケーブルで登ると近い
73 空木岳 2864 長野県 1999,07 木曽駒~空木縦走は楽しい
74 恵那山 2191 長野県、岐阜県 1999,11 なだらかで台形の山容
75 御嶽山 3067 長野県 1979,05 大噴火の前に登れて幸せ
76 甲斐駒ケ岳 2967 長野県、山梨県 1979,01 頂上達する黄連谷遡行は醍醐味
77 仙丈ケ岳 3033 長野県、山梨県 1979,01 冬,戸台~歩いた思い出の山
78 地蔵岳 2764 山梨県 1981,01 鳳凰三山でオベリスク有名
79 北岳 3193 山梨県 1968,07 間ノ岳への中間道お花宝庫
80 間ノ岳 3190 山梨県、静岡県 1997,10 白峰三山の中央,大きな山
81 塩見岳 3047 静岡県、長野県 1980,05 縦走,単独共に楽しめる山
82 荒川岳(悪沢岳) 3144 静岡県、長野県 2000,08 荒川小屋上、高山植物宝庫
83 赤石岳 3121 静岡県、長野県 2000,08 南アの盟主で山容も良い
84 聖岳 3013 静岡県、長野県 2001,08 聖平小屋からゆっくり登る
85 光岳 2592 静岡県、長野県 1989,11 現在易老渡迄車で入れない
86 天城山 1406 静岡県 2000,10 天城峠への縦走も快適
87 白山 2702 石川県、岐阜県 2001,08 何回行ってもいい山だ
88 荒島岳 1524 福井県、岐阜県 2001,05 頂上に電波反射板があった
89 伊吹山 1377 滋賀県 1999,09 頂上直下まで、車道があり
90 大台ケ原(日出ケ岳) 1695 奈良県、三重県 1989,10 日の出山~大杉谷縦走,楽し
91 大峰山(八経ケ岳) 1915 奈良県 2002,06 近畿の最高峰,修験道を行く
92 大山 1729 鳥取県 2002,09 頂上までの登山道は木道
93 剣山 1955 徳島県 2002,09 ゴンドラを使えば簡単登山
94 石鎚山 1982 愛媛県 2002,09 大鎖、岩稜あり、厳しい山
95 久住山 1787 大分県 2002,09 九重連山の最高峰で盟主
96 祖母山 1756 大分県、宮崎県 2002,09 戸隠に似た岩峰素晴らしい
97 阿蘇山(高岳) 1592 熊本県 2002,09 ミヤマキリシマの咲く,岩稜を登る
98 霧島岳(韓国岳) 1700 鹿児島県、宮崎県 2001,09 噴火警戒レベルがあり注意
99 開聞岳 924 鹿児島県、宮崎県 2002,09 円錐形の山容が素晴らしい
100 宮之浦岳 1969 鹿児島県、宮崎県 1971,05 洋上のアルプス,5月雪渓有
ニ百名山 山岳名 標高 場所 登頂年月 備考
1 天塩岳 1558 北海道 2019,09 頂上は低木で山容,景色良し
2 石狩岳 1967 北海道 2019,06 石狩川の源流,歩行10時間越え
3 ニペソツ山 2013 北海道 2019,07 頂上結構岩稜でトンガリ峰
4 カムイエクウチカウシ山 1979 北海道 2017,06 ニ百名山最難関の1つ,ヒグマ遭遇
5 ペテガリ岳 1736 北海道 2019,06 遥かなるペテガリの表現通り
6 芦別岳 1726 北海道 2019,08 奥深く,しんどい岩峰の山
7 夕張岳 1668 北海道 2018,07 夕張小屋に泊まると楽だ
8 暑寒別岳 1492 北海道 2020,07 暑寒荘から長い道
9 樽前山 1041 北海道 2005,06 タルマエソウ発祥の地,山容の樽
10 北海道駒ケ岳 1131 北海道 2019,09 噴火警戒レベルで途中まで
11 白神山 1325 青森県 1997,09 山小屋よりトイレが綺麗
12 姫神山 1124 岩手県 2016,10 山の名前が登頂を誘う
13 秋田駒ケ岳(男女岳) 1637 秋田県 2016,10 シーズン中マイカー規制有
14 和賀岳 1439 秋田県、岩手県 2020,08 登山道の花が綺麗
15 森吉山 1454 秋田県 2019,11 リフトの運休期間に注意
16 焼石山 1548 岩手県 2003,06 想像以上に高山植物が多い
17 栗駒山 1626 岩手県、宮城県 2003,06 温泉と高山植物と紅葉必見
18 神室山 1365 秋田県、山形県 2020,08 沢筋の道が荒廃
19 船形山 1500 宮城県、山形県 2017,11 頂上近くが急な登りである
20 以東岳 1772 山形県、新潟県 1979,05 朝日~以東~大鳥池の縦走楽し
21 杁差山 1636 新潟県 2018,09 水のある頼母木小屋は便利
22 二王子岳 1420 新潟県 2004,08 飯豊連峰の眺めが抜群
23 帝釈山 2060 福島県、栃木県 1992,09 林道を利用すると簡単登頂
24 会津朝日岳 1624 福島県 2018,07 長い急坂で稜線,遥か奥に本峰
25 女峰山 2483 栃木県 2005,06 連山を縦走をすると楽しい
26 仙ノ倉山 2026 群馬県、新潟県 1996,09 花の時期に行くと満足感
27 榛名富士 1391 群馬県 2018,02 榛名湖から気軽に登れる山
28 浅間隠山 1757 群馬県 2010,11 上州から見ると浅間を隠す
29 妙義山 1104 群馬県 1970,11 鎖場の連続で十分注意
30 荒船山 1423 群馬県、長野県 1998,04 大型空母を思わせる山容
31 武甲山 1295 埼玉県 1995,07 石灰岩採掘で変りゆく運命
32 和名倉山(白石山) 2036 埼玉県 2018,06 両登山口から遠い山である
33 大岳山 1266 東京都 2000,08 奥多摩三山,御岳山から縦走
34 御神楽岳 1386 新潟県 2004,08 下越の谷川岳として有名
35 守門岳 1537 新潟県 1995,05 豪雪地帯,5月でも残雪多い
36 八海山(入道岳) 1778 新潟県 1981,10 鎖場の連続で気を抜けない
37 中ノ岳 2085 新潟県 1996,08 避難小屋での水は祓川で
38 佐武流山 2192 新潟県、長野県 2019,11 夏道で10時間近くの難山
39 白砂山 2140 新潟、群馬、長野 2000,07 野反湖の奥にひっそり佇む
40 鳥甲山 2038 長野県 1970,08 急登と剣の刃渡り、妙味
41 岩菅山 2295 長野県 1969,05 頂上から切明へ縦走も楽し
42 飯縄山 1917 長野県 1970,03 台形の山容でハイキングに
43 黒姫山 2053 長野県 1964,05 黒姫山伝説は悲しい物語
44 戸隠山 1904 長野県 1967,07 蟻の戸渡りも今は迂回路有
45 天狗岳 2,646 長野県 2005,02 東,西の両峰を持ち登り易い
46 御座山 2112 長野県 2016,10 頂上は岩場で見晴らし良好
47 乾徳山 2931 山梨県 1989,11 頂上付近の岩場が印象的
48 茅ケ岳 1794 山梨県 2001,11 百名山,深田久弥の終焉の山
49 御正体山 1681 山梨県 2003,11 名前が面白い、皇太子登頂
50 三ツ峠山 1785 山梨県 1984,09 岩場で長谷川恒夫と出会う
51 毛無山 1945 山梨県、静岡県 2008,12 南北アルプス展望、急登
52 櫛形山 2052 山梨県、 1997,07 昔、一面のアヤメが印象的
53 七面山 1989 山梨県 2003,03 宿坊での泊りが楽しみ
54 雪倉岳 2611 富山県、新潟県 2015,08 入山者は少ないが花が綺麗
55 針ノ木岳 2821 富山県、長野県 1970,05 針ノ木雪渓は最後が急登り
56 毛勝岳 2415 富山県 2019,05 夏道より、雪渓登りが良い
57 奥大日岳 2611 富山県 2019,07 稜線から剱岳の眺めが最高
58 烏帽子岳 2628 富山県、長野県 1967,08 烏帽子の48池は魅力の池塘
59 赤牛岳 2864 富山県 2004,08 読売新道の起点、北ア最奥
60 餓鬼岳 2647 長野県 2011,10 頂上に至るには厳しい道程
61 有明山 2268 長野県 2015,06 登りは急登だが景色満足
62 燕岳 2763 長野県 1968,08 花崗岩の稜線の奥に聳える
63 大天井岳 2922 長野県 1968,08 頂上~見る穂高、槍は最高
64 霞沢岳 2646 長野県 2010,12 徳本から長い稜線に聳える
65 経ケ岳 2296 長野県 2018,10 標高差1400m、長い登山道
66 南駒ケ岳 2841 長野県 2012,09 空木岳の奥に聳える名峰
67 安平路山 2363 長野県 2019,06 林道は許可必要,小屋は便利
68 小秀山 1982 長野県、岐阜県 2019,04 雪山ではGPS必須,長丁場
69 鋸岳 2685 長野県、山梨県 2012,04 角兵衛沢からは石ごろ急登
70 農鳥岳 3026 山梨県、静岡県 2019,08 今は鳥倉林道経由で楽に
71 笊ケ岳 2629 山梨県、静岡県 2000,11 南アの展望台、登りは急坂
72 上河内岳 2803 静岡県、長野県 2000,05 縦走路から少し外れた名峰
73 池口岳 2392 静岡県、長野県 2019,07 登山口に頂上迄6.5hと表示
74 大無間山 2330 静岡県 2010,12 ダム湖からの急登は厳しい
75 越前岳 1504 静岡県 1994,07 位牌岳方面は現在通行禁止
76 金剛堂山 1650 富山県、岐阜県 2019,11 頂上には小さな社がある
77 位山 1529 岐阜県 2018,09 ダナ平林道が登頂には近道
78 笈ヶ岳 1841 石川、岐阜、富山 2017,05 夏道無、最難関の山の1つ
79 大日ケ岳 1709 岐阜県 2019,09 スキー場のゴンドラ使用が便利
80 能郷白山 1617 岐阜県 2018,08 荒島岳と百名山を争う,温見峠~
81 御在所岳 1212 滋賀県、三重県 2017,03 楽をするにはゴンドラで
82 釈迦ケ岳 1800 奈良県 2018,12 長い林道を経て登山口に
83 伯母子岳 1344 奈良県 2018,04 林道を登山口迄入ると近い
84 金剛山 1125 奈良県 2018,04 楠正成の千早城蹟がある
85 武奈ケ岳 1214 滋賀県 2019,01 冬山のメッカで登山者多し
86 氷ノ山 1510 兵庫県、鳥取県 2018,11 沢筋のルートは道が荒廃
87 上蒜山 1202 鳥取県、岡山県 2018,11 ヒルゼン,大山と共に登る事
88 三瓶山 1126 島根県 2018,11 サンペ:主峰は男三瓶山
89 三嶺 1894 徳島県、高知県 2018,05 ミウネ,知県最高峰,人気が高い
90 東赤石山 1706 愛媛県 2018,11 南方面は林道が荒れて不可
91 笹ケ峰 1860 愛媛県、高知県 2018,05 途中の丸山壮は学校みたい
92 英彦山 1199 福岡県、大分県 2017,05 ヒコ,由緒ある霊山で社が各所
93 由布岳 1853 大分県 2010,02 双耳峰は岩峰で裾野は草原
94 大崩山 1644 宮崎県 2019,05 前衛が岩峰、頂上は林の中
95 雲仙岳(普賢岳) 1359 長崎県 2017,05 頂上~新山を眺めると迫力
96 市房山 1721 宮崎県、熊本県 2017,03 信仰の山で巨大な杉が多い
97 尾鈴山 1405 宮崎県 2017,03 登りが急で幾つもの滝が有
98 高千穂峰 1574 宮崎県 2017,03 お鉢の奥に更に本峰が聳え
99 桜島 1117 鹿児島県、宮崎県 2017,03 入山不可,展望台~頂上を見
100 荒沢岳 1969 新潟県 1992,06 岩場注意、冬場は鎖を撤去
三百名山 山岳名 標高 場所 登頂年月 備考
1 ニセイカウシュッペ山 1883 北海道 2019,09 9月で頂上付近はアイゼン要
2 オプタテシケ山 2013 北海道 2019,08 途中,美瑛小屋泊,歩行14h
3 神威岳 1600 北海道 2019,06 水量にもよるが沢靴必要
4 余市岳 1041 北海道 2004,06 登頂後、麓でワインで乾杯
5 ニセコアンヌプリ 1308 北海道 2004,06 ニセコスキー場の上にある
6 狩場山 1520 北海道 2019,09 稜線上は深いクマザサ漕ぎ
7 大千軒岳 1072 北海道 2019,08 道内最古の三角点,金番所等
8 五葉山 1351 岩手県 2020,9 300名山最後の山
9 乳頭山(烏帽子岳) 1478 秋田県、岩手県 2016,10 登山道脇の露天風呂は良し
10 太平山 1170 秋田県 2019,11 頂上には立派な社がある
11 泉ケ岳 1172 宮城県 2017,11 船形山~泉ケ岳の林道注意
12 摩耶山 1020 山形県 2019,10 沢を登るルートは迫力満点
13 祝瓶山 1417 山形県 2019,10 頂上直下の岩稜に注意必要
14 一切経山 1949 福島県 2013,08 火山注意情報あり,火口湖良し
15 大滝根山 1192 福島県 2016,11 頂上は近いが自衛隊が占拠
16 ニ岐山 1544 福島県 2017,10 フタマタ、双耳で男女峰あり
17 七ケ岳 1636 福島県 2018,07 スキー場の長い道,前衛の奥に本峰
18 荒海山 1581 福島県、栃木県 2018,07 沢沿いルートは道が荒廃,不可
19 八溝山 1022 福島県、茨城県 2016,11 頂上近くまで車道がある
20 男鹿岳 1777 福島県、栃木県 2019,04 積雪期のみ,長い林道,尾根歩き
21 高原山(釈迦ケ岳) 1795 栃木県 2017,10 頂上には等身大の釈迦像
22 太郎山 2368 栃木県 2005,06 山王峠からの登山が一般的
23 袈裟丸山 1878 栃木県、群馬県 2016,11 ルートによっては林道荒廃
24 景鶴山 2004 新潟県、群馬県 2019,05 積雪期のみ,情報は龍宮小屋
25 朝日岳 1945 群馬県 1990,11 白毛門より馬蹄形縦走良し
26 諏訪山 1549 群馬県 2016,10 ハシゴ,ロープ多数あり注意要
27 三頭山 1531 東京都 1983,01 3つの頂きから名,眺望良し
28 大山 1252 神奈川県 1981,09 ハイキングで気軽に楽しめる
29 金時山 1212 神奈川県、静岡県 1998,05 富士山の眺めが最高である
30 箱根山(神山) 1438 神奈川県 2002,10 手軽に楽しめる山
31 金北山 1172 新潟県 2019,05 花のシーズンは登山客多数
32 粟ケ岳 1,293 新潟岳 2018,08 急登あり,鎖場あり,楽しい
33 浅草岳 1585 新潟県、福島県 1997,06 登山道にヒメサユリが咲く
34 米山 994 新潟県 2017,06 海岸線,刈谷原発の近くの山
35 横手山 2307 長野県、群馬県 1964,05 昔、HAMで関東と交信した
36 笠ケ岳 2076 長野県 1971,02 山田牧場の奥の独立峰
37 斑尾山 1382 長野県 1968,07 北信五岳の1つ,冬山初体験
38 焼山 2400 新潟県 2019,10 入山解除、林道時間規制有
39 青梅黒姫山 1221 新潟県 2019,05 海岸線からそそりたつ名峰
40 鉢伏山 1924 長野県 2016,10 頂上近くまで道路,20分程
41 入笠山 1955 長野県 2005,07 スズランの群生で有名地
42 国師ケ岳 2592 長野県、山梨県 1997,08 秩父最高峰、奥仙丈岳の横
43 黒岳 1793 山梨県 2003,11 小金沢連嶺の南端にある
44 朝日岳 2418 富山県、新潟県 2015,08 白馬~栂海新道への中継峰
45 唐松岳 2696 富山県、長野県 1969,06 八方尾根から登りやすい
46 爺ケ岳 2670 富山県、長野県 1981,08 縦走路に3つのピークを持つ
47 蓮華岳 2799 富山県、長野県 1970,05 コマクサの中の蓮華大下りは長い
48 鍬埼山 2090 富山県 2019,09 ゴンドラが運休で難関の山
49 野口五郎岳 2924 富山県、長野県 1967,08 裏銀座縦走路の宿泊ポイント
50 三俣蓮華岳 2841 富山、長野、岐阜 1966,08 裏銀座とダイヤモンドの合流点
51 鉢盛山 2447 長野県 2016,10 登山は役場で林道の鍵借用
52 越百山 2614 長野県 2012,09 コスモ,中央ア南端の山だ
53 南木曽岳 1677 長野県 2017,03 馬籠宿近く,登山道は結構急
54 奥三界岳 1811 長野県、岐阜県 2019,04 林道/急登の繰り返しで,境の山
55 アサヨ峰 2799 山梨県 2019,08 北沢峠~登り途中より岩稜
56 奥茶臼山 2474 長野県 2019,09 頂上から南アの大展望良好
57 茶臼岳 2604 静岡県、長野県 2002,08 食事に刺身が出て有名
58 山伏 2014 静岡県、山梨県 2006,11 林道から僅かの距離にある
59 黒法師岳 2068 静岡県 2018,05 ×印の一等三角点で有名
60 高塚山 1621 静岡県 2018,05 長いダートな林道,登山者多し
61 熊伏山 1654 長野県 2017,11 トンネル工事中,静岡側から入山
62 白木峰 1594 富山県、岐阜県 2017,09 北アの眺望,高山植物豊富
63 人形山 1726 富山県、岐阜県 2019,11 登山口までの林道は荒廃
64 猿ケ馬場山 1875 岐阜県 2019,03 夏道無,雪道のルート,スマホで確認
65 川上山 1625 岐阜県 2018,09 カオレ,頂上迄長い登山道を登る
66 鷲ケ岳 1672 岐阜県 2018,08 スキー場から尾根を急登
67 医王山 939 石川県、富山県 2017,09 イオウゼン,低標高で一等三角点
68 大門山 1572 石川県、富山県 2018,09 加賀富士の別名,ブナオ峠~登る
69 大笠山 1822 石川県、富山県 2019,11 笈ヶ岳の同一稜線上で厳しい山
70 三方岩山 1736 石川県、岐阜県 2018,09 白山スーパー林道から近い
71 野伏ケ岳 1674 福井県、岐阜県 2019,03 夏道無:でも登山客多し
72 経ケ岳 1625 福井県、岐阜県 2018,08 白山や北アの眺望が絶景
73 冠山 1257 福井県、岐阜県 2019,06 稜線から冠の如く聳える
74 藤原岳 1140 滋賀県、三重県 2017,03 雪のある時期、面白い山
75 倶留尊山 1038 奈良県、三重県 2018,01 クロソ:柱状節理の山容
76 三峰山 1235 奈良県、三重県 2018,01 ミウネと読む、杉林見事
77 高見山 1248 奈良県、三重県 2018,01 高見峠から急登だが早い
78 竜門岳 904 奈良県 2018,01 紀州富士の山容と麓の旧跡
79 山上ケ岳 1719 奈良県 2018,12 未だに女人禁制の山だ
80 護摩壇山 1372 奈良、和歌山 2018,04 平家を占う護摩を焚いた伝承
81 大和葛城山 959 大阪府、奈良県 2018,04 ケーブルもあるが麓から歩く
82 蓬莱山 1174 滋賀県 2017,08 頂上~琵琶湖の眺めがよい
83 比叡山 848 京都府、滋賀県 2017,08 比叡山延暦寺~頂上は近い
84 愛宕山 924 京都府、滋賀県 2019,01 頂上には愛宕神社が鎮座
85 六甲山 931 兵庫県 2019,01 車で各ピークを回る手も
86 扇ノ山 1310 鳥取県 2018,11 氷ノ山の横、スキーで有名
87 那岐山 1255 鳥取県、岡山県 2018,11 修験者の足跡を偲び大展望
88 道後山 1268 鳥取県、広島県 2018,11 草原の登山道を登ってゆく
89 吾妻山 1239 島根県 2018,11 山名は神話の故事に由来
90 伊予富士 1756 愛媛県、高知県 2018,05 林道~1時間弱で登山可能
91 瓶ケ森 1897 愛媛県 2018,05 林道~1時間弱で登山可能
92 三本杭 1226 愛媛県 2018,04 頂上に杭を打ち国境にした
93 篠山 1065 愛媛県、高知県 2018,04 ササヤマ、林道から30分弱
94 背振山 1055 福岡県、佐賀県 2017,05 頂上は航空自衛隊が占拠中
95 鶴見岳 1375 大分県 2019,01 楽して登頂にはゴンドラで
96 湧蓋山 1500 大分県 2019,01 ワイタ、秀麗な山容と草原
97 大船山 1786 大分県 2002,09 平治岳とミヤマキリシマ綺麗
98 傾山 1605 大分県 2019,05 岩峰の頂上では傾き感ぜず
99 多良岳 996 佐賀県 2017,05 信仰の山,頂上には石造り社
100 国見山 1739 熊本県、宮崎県 2019,05 長い林道、九州最難関の山
101 高隈山 1236 鹿児島県、宮崎県 2017,03 ブナの南限,熊笹漕ぎも有り

◎印象深い山の記録

●本格的に300名山を目指したのは2016年10月であった。この時点での未踏の山は124座。全国に虫食い状態に広がるこれらを効率よく登る方法が求められた。その中で印象深かった山を幾つか上げて見た。楽しかった山、厳しかった山等おり混ぜて紹介してみたい。一部他のコンテンツと重複する部分があるがお許しいただきたい。

①姫神山,乳頭山,秋田駒ケ岳(2016,10)

東北北部の姫神山、乳頭山、秋田駒ケ岳に登ってきた。今回は新幹線、レンタカーを利用した。一日目の姫神山は名前の響きが良く、往復3時間位の山の為、登山客が結構多かった。下山後3時間程車を走らせて、乳頭温泉の宿に泊まった。翌日はまず乳頭山に登った。秋田駒ケ岳は登山道に通ずる道の時間制限があるからだ。乳頭山で楽しかったのは、登山道のすぐ脇に露天風呂があることだ。朝早く登山者がいなかったので早速一風呂。初めての経験だ。秋田駒ケ岳は周遊するコースを選んだ。天気も良く楽しかった。帰りは新幹線でゆっくり寝てきた。

②笈ヶ岳(2017,5)

200名山の中でも登りにくい山の最右翼の山である。夏道はなく、残雪期のみ登山の対象となる。北陸地方には300名山で似たような山は後2つ程存在し、残雪期しか登れない。一般的には途中でテント泊し、1泊2日であるが、軽装で日帰りが適当と判断して実行した。登山口を暗い内に出発し、急な尾根を5時間近くかけて登り切った尾根から笈ヶ岳の頂上は遥か彼方であった。途中雪が解けてブッシュが出ており登りずらい。でも何とか頂上にたどり着く。帰りは少し錯綜しつつも無事登山口に戻ったが、あたりは闇に包まれていた。日帰りはできたが所要時間13時間近かった。仮眠して北陸道を経由して戻った。結局両夜行日帰りという強行軍であった。

③カムイエクウチカウシ(2017,6)

昨年頃より300名山を狙い始めた。百名山に比べればはるかに大変だとは聞いていた。実際に調べてみると、歩行時間が10時間を超える山がゾロゾロだ。その中で登りずらい山最右翼に位置しているのが、カムイエクウチカウシである。北海道で最初の300名山に選んだのはできるだけ早く厳しい山を終えたかったからである。いかし、登り口の林道で早くもヒグマに遭遇し、まったく予期せぬ事態に立ち止まって硬直。運よくヒグマが逃げてくれて命拾い。はっきりした登山道はなく膝まで浸かる川の渡渉を繰り返すしか手はない。沢尻からはフリークライミングと踏み跡のはっきりしないヤブコミ。ようやく稜線から山頂に向け踏み跡が現れた。アイヌ語で「熊が転げ落ちる山」の形容の如く厳しい山だった。帰り雪渓で足を痛め、渓流で冷やしながら13時間を費やしてテントに戻った。

④篠山、三本杭(2018,4)

今まで四国南部の山は殆ど登っていなかった。宇和島に宿しての二つの3百名山に登ってきた。1つは篠山で、古くから信仰の篤い山でかって土佐と伊予にまたがって広く信者を集めていたという。頂上には立派な神社が建っている。今、アケボノツツジが綺麗だった。比較的かんたんに行けるため登山客も多かった。もう1つは三本杭。那須の三本槍は藩領を示すため槍を立てたというが、ここでは槍の代わりに杭を打ったという。山麓には滑床渓谷があり、巨岩と滝、ナメのコントラスが素晴らしく、地元では景勝地らしい。頂上付近はアセビとシャクナゲが咲き誇っており目を楽しませてくれた。でも登山道を侵食しており、うっとうしかった。

⑤黒法師岳(2018,4)

雪不足で尾瀬、景鶴山( 残雪期しか登れない)が山行不可となったので、急遽計画を前倒しして、南アルプス深南部の黒法師岳に登ってきた。長いダートな林道を走らなければならず、直前まで地元の林道管理部門とやり取りした。黒法師岳は厳しい山だった。土砂崩れのある林道を2時間近く歩き、そこから3時間かけて1000mを超す急登を経て頂上に辿りつく。黒法師岳は、2000mを超す山としては日本最南端に位置するという。また、この山は300名山だけでなく、三角点ハンターには垂涎の場所らしい。普通三角点の上には+の刻印があるが、黒法師岳の刻印は×になっている。これは珍しいことで他にはあまりないらしい。この三角点を求めてやってくるハンターも大変だ。300名山ハンターも同じ穴のムジナか! 

⑥三嶺,笹ケ峰,伊予富士,瓶ヶ森(2018,5)

300名山登頂には登山口までの林道が大きく左右する。今回も上記の他に東赤石山に登る予定であったが、登山口までの林道が荒廃しており、レンタカーでは無理で、次の予定もあったため諦めた。四国の300名山の残りは剣山塊では三嶺、石鎚山塊では笹ケ峰、伊予富士、瓶ヶ森、東赤石であったが東赤石のみ取りこぼした。これらの山をいかに効率よく登るかが腕の見せ所で今回は飛行機よりも移動距離の少ない、新居浜起点(夜行バス)で回ったが、移動距離は400kを超えた。東赤石は別途時間はかかるが登山口までのアクセスが良い反対側より攻めてみたい。今回は最初の予報は3日間雨マークであったが、結果的に、雨には一滴も遭わなかった。今回の四国の山は頂上が熊笹で覆われているケースが多かった。

⑦白石山[和名倉山](2018,6)

東京近辺にある200名山で唯一取りこぼしているのがこの白石山[甲州側の呼び名](和名倉山[武州側の呼び名])(雲取山と 甲武信岳の中間)である。理由は簡単で往復で10時間近くかかり、敬遠していた。しかし今月末に北海道で10時間程のツアー に申し込んでおり、足慣らしの為、重い腰を上げた。当初、将監小屋泊も考えたが、73歳を迎えた自分の足の可能性を確認し ておきたかった。梅雨の晴れ間に三ノ瀬登山口を余裕を見て4時出発。天気も良かったので歩が進み、帰りは多少足にきたが コースタイムの85%で歩けた。

⑧夕張岳(2018,7)

今季初の北海道の山登りはペテガリ岳、夕張岳、暑寒別岳を計画したが、ペテガリは雨で渡渉が困難との理由から中止。暑寒別岳も登山口まで行ったが、雨が強くて中止。登ったのは夕張岳だけだった。夕張岳も1日中レインウエアーの世話になった。北海道で、4日間雨の珍しい宝くじの当ってしまった。そのせいか石狩川の氾濫やあちこちで被害が出たらしい。成田に着いてやっと晴れ間に出会った。効率の悪い山登りであった。

⑨荒海山,七ケ岳,会津朝日岳(2018,7)

会津、奥只見の山に登ってきた。まずは荒海山、登山口に「豪雨災害の影響で登山できません」の看板。でもここまで来て帰る訳にもゆかず、意を決して河原を遡行する。豪雨災害の影響で踏み跡は殆どなし。スマホの位置情報だけが頼り。尾根に出るにもヤブコミ。尾根に出てやっと登山道が出現。帰り沢筋に踏み跡を見つけるも消滅。大変な山だった。同日、七ケ岳は13時の出発。真夏の日差しの中、スキー場の長い作業道登る。汗がしたたり落ちる。前衛峰を登ると遠くに本峰が姿を現す。疲れが倍増する。会津朝日岳もそうだ。キツイ急坂の登山道を登り詰めると、遥か彼方に本峰が顔を出した。こちらは七ケ岳より岩峰で手ごわかった。全国的に猛暑日の連休、汗だくだくの、2日間で計20時間の最近まれにみる厳しい山行であった。

⑩朳差岳(2018,9)

飯豊連峰の北端に位置する200名山、朳差岳(えぶりさし)に登ってきた。行動中は雨にもあわず、ラッキーだった。改めて東北、飯豊山塊の奥深さ、雄大さを身にしみて感じてきた。紅葉が一部始まっていたが、高山植物もまだ健在で最盛期の素晴らしさを思うと、再度登りたい山である。しかし、宿泊装備を持って避難小屋まで急登7時間、避難小屋から朳差岳をアタックして登山口までの所要時間役10時間を考えると二の足を踏んでしまう。頼母木避難小屋は水も豊富で、綺麗で素晴らしかったが、宿泊者は我々5人だけだった。車の総経距離は800kを超えた。

⑪経ケ岳(2018,10)

天候不順や町内会の仕事等が立て込み、3週間程山に行けなかった。やっと時間が空いたので、中央アルプスの北端に位置する経ケ岳(200名山=2296m)に登った。あまり馴染みはないが標高差約1400m、歩行時間8.5時間の山だ。地元では有名らしく、単独行を中心に十数人の登山客と出合った。少し元気を出して6.5時間程で登ったので疲れた。だらだらとした尾根道だったが、登山道は割合整備されていた。赤の紅葉は終わっていたが、黄色の紅葉が綺麗だった。

⑫扇ノ山、氷ノ山、那岐山(2018,11)

鳥取県を中心に中国地方東部の三山に登ってきた。まずは扇ノ山。1300m程の山で数人の登山客がいた。地方の山は登山口に行き着くまでが大変で、ナビで周辺の公共施設等を検索し、また林道の通行状況も地元の役場に確認する必要がある。氷ノ山は中国地方第二の高峰でまた関西圏の雪山としても名高い。時間の都合上、短縮コースを辿ったがこれが誤算で、沢を何回も渡渉する荒れた登山道で、頂上直下は急登の連続だった。那岐山は登りやすい山で子供ずれの登山客も多く数十人のハイカーで賑わっていた。2日目は時間が余ったので鳥取砂丘に立ち寄った。ここでの特記事項は生まれて初めてラクダに乗ったことだ。あまり乗り心地は良くないが初めての体験だった。(注:この地方では山の事を‐せん‐と呼ぶ)

⑬東赤石山(2018,11)

今年5月、林道が荒廃していて登山口まで行けず敗退した、四国の東赤石山に行ってきた。今回は県道から登山道がある反対側からアタックした。石鎚山の東方に位置し、標高差1100m歩行時間5.5時間の山だ。山頂は石鎚山にて岩峰であり中々面白い山だった。下山は4時を過ぎるため、近くのリゾートホテルに宿を取ったが、オフシーズンの今、ホテル貸切でゆったりできた。またホテルから赤石連山の眺めが最高だった。近くに今は廃鉱になったが、有名な別子銅山があり、当時の跡が保存してあったので見学してきた。これで四国地方の200/300名山は達成した。

⑭山上ヶ岳(2018,12)

紀伊半島で最後に残った大峰山系の山上ヶ岳に登ってきた。大峰山の中心に位置する信仰の山、山上ヶ岳はいまだに、かたくなに、女人禁制を貫いている。頂上までに3つの禁制門がある。仕方なく女房を洞川温泉に停滞させ登った。今はオフで登山客はいなかったが、信仰の山らしく山頂直下には立派な宿坊が並んでいた。荒修行の現場は見られなかったが、その絶壁の岩場も見てきた。

⑮武奈ケ岳・愛宕山・六甲山(2019,1)

今シーズン初めての本格的雪山が武奈ヶ岳であった。この山は関東地方で言えば谷川岳に相当し、京都や滋賀での雪山のメッカである。連休の中日、その辺を期待して計画したが、期待通り多くの登山客が入山しており、しっかりしたトレースが出来ていて歩きやすかった。しかし歩行時間は谷川岳を上回り、5時間を超えた。特に最初の急登が厳しかった。2日目は京都の愛宕山だった。ここは京都駅から比較的近く、頂上に愛宕神社があり人気が高く、100人を超す登山客とすれ違った。ただ、4時間近い行程のうちほとんどが階段状の登山道であり、辟易した。最後の六甲山は前記二山の疲れもあり、最短登山口まで車で入り、20分で六甲最高峰を極めた!近畿地方の300名山達成で、満ち足りた気分で新幹線に乗り至福の眠りに入った。

⑯猿ケ馬場山、野伏ヶ岳(2019,3)

北陸地方で夏道がなく雪のある時期しか登れない300名山、猿ケ馬場山と野伏ヶ岳に登ってきた。事前調査で大変な山だとは知っていたが、本当に大変だった。猿ケ馬場山は白川郷の集落から登り始めるが、1時間程歩くと前日降った30cm位の重たい雪のラッセルが6時間程頂上まで続く。先頭で10分もラッセルすると足が上がらなくなる。往復10時間の雪との格闘であった。でも好天に恵まれ白山連山が非常に綺麗だった。白川郷の湯で体を癒し、次いで野伏ヶ岳に挑戦。ここは少し名の知れた山でトレースはついていたが、往復8時間ほどかかった。樹林帯の長い尾根と雪稜の急坂が大変だった。天気はイマイチで白山の展望は空想するしかなかった。でも課題であったこの二山を征服出来たことはラッキーであった。雪の少なかった今年、3月になってやっと本格的な雪山登山を楽しめた。でも疲れた。

⑰奥三界岳、小秀山(2019,4)

岐阜と長野の県境の山で御嶽山の南側に位置する、奥三界岳(1810m)と小秀山(1982m)に登ってきた。共に奥深い山で登山口近くは春山だが、標高1200mを超すとアイゼン、ピッケルの世界となった。奥三界岳は林道/急登、林道/急登の繰り返しで登山道は荒れていた。山頂は近隣の境を示しているようだ。天気は良く御嶽山が綺麗だった。小秀山はジグザグの登山道が延々と標高差1000m近くに及ぶ急登で、稜線に立つと、山頂は更に3つのピークの奥にあった。でも人気の山なのか、また8時間を超す長丁場の為なのか、頂上には立派な避難小屋が建てられていた。雪山の技術的な場面はは少ないが、単独でこんなに、しんどい、厳しい山は久しぶりの経験だった。YAMAP、「山と高原地図」のGPSアプリが役立った。

⑱男鹿岳(2019,4)

会津高原の男鹿岳に行ってきた。ここも夏道がなく今の時期しか行けない山だ。この山は奥深いことでも有名で、長い林道と尾根道で12時間以上の予定であった。そこで今回初めてツアー登山を選択した。慣れたガイドの配慮で直近の尾根に取りつき林道をショートカットしたが、それでも歩行時間は10時間を越した。しかも林道も含め登山道の9割以上がまだ雪道だ。こんなレアな山なので一般登山客はおらず、ツアーパーテーが2組だけだった。あと、夏道がない山は1つだけ残っている。尾瀬の景鶴山で、何とかゴールデンウイークの後半にツアー登山の力を借りてやっつけたい。

⑲景鶴山(2019,4)

尾瀬の景鶴山に行ってきた。ここは昨年同時期、単独で計画し宿まで確保したが、直前になって山小屋から電話があり、本年は雪が少なくブッシュが出ているので単独で入るのは控えてほしいとの中止勧告を受けた、曰く付きの山だ。でも300名山達成の為には越えねばならないハードルだ。やむなく確実性を優先してツアーで申し込み、今回雪辱を果たした。鳩待峠から先は雪一色の世界だ。尾瀬ヶ原の中央部付近の竜宮小屋をベースに長いアップダウンの尾根を歩くこと5時間余りで頂上に立った。今年は残雪も適度にあり、ブッシュも雪の下で快適だった。最後は痩せ尾根の急登だったが楽しかった。3日間晴天に恵まれ春山の楽しさを満喫できた。宿には風呂もあり、ゆっくり汗を流せた。夏道がなくこの時期しか行けない山が4個(猿ヶ馬場山、野伏ヶ岳、男鹿岳、景鶴山)残っていたが、元気を出して今シーズンですべてを登り終えてほっとしている。あとは虫食い状態で散らばっている残りの山を1つ1つ潰してゆきたい。

⑳毛勝山(2019,5)

剱連峰の北端に位置する毛勝山に行ってきた。ここも大変な山の一角を占めており、稜線の夏道ルートは12時間程かかる。今回は少しでも時間短縮を図るため、雪渓を遡る谷筋ルートのツアーに参加した。この山は登山口からの標高差が1400m程あり、雪渓も上部にゆくにしたがって傾斜がきつくなった。帰りは下るのが恐いほどの急斜面に感じ慎重にピッケルを使って下降した。それでも歩行時間は9時間を超した。厳しい山を1つクリアーした感じだ。これで今シーズンの冬山、春山の雪のある山の山行は終了した。これから梅雨の季節になり、どの程度計画が実行できるかが問題である。 

㉑国見山・大崩山・傾山(2019,5)

九州の国見山、大崩山、傾山に登ってきた。国見山は登山口に通じる林道のアクセスが悪く、2年越しの再挑戦。今回、舗装はしてあるものの、1000ccクラスがやっと通れる狭い林道を40k 程走りやっと登山口。あまり魅力を感じない山だが潰さざるを得ない。登山道で蛇がカエルを攻撃している場面に出くわした。大崩山は花崗岩の巨岩が林立した山で有名だが、これは前衛峰の姿で、本峰はなんの変哲もない樹林に囲まれた静かな山である。この前衛峰の通過が大変で、アルミ梯子は30個所を超し、戸隠の熊の踊り場の様な所もあった。傾山は遠くから見ると傾いている様だが、登ってみるとそれは感じない。これで九州を含め近畿以西の300名山は完登した。

㉒安平路山(2019,6)

長野の安平路山(飯田)に登ってきた。信越に虫食い状態で点在する300名山を効率よく運転の負担を少なく回るには中野市の実家をサテライト基地とした方が便利だ。しかし、畑の草取むしりや庭等の手入れ、果樹の消毒、摘果、袋掛け等の農作業が付随するリスクも伴う。愚痴は別にして、安平路山は登山口までの未舗装の林道が決め手。村役場で通行許可を得たが、四駆で何とか走れる悪路だった。中央アルプスの南端に位置するツウの間では一応名の知れた山だが、物好きな登山者は他におらず、8時間近い一人旅だった。登山口にある休息舎に泊まったが結構きれいだった。頂上近くの避難小屋も同様で寝袋が備えてあった。中央アルプス、南アルプスの眺望が良かった。 

㉓神威,ペテガリ,石狩,ニペソツ(2019,6)

北海道の山、四座のツアー(延べ12日)に参加した。登山口までの林道通過も含め厳しい山なのでそれなりの人達が集まるツアーで、若いガイドはコースタイムの85%位でとばす。最高齢の私は必死にガイドの後を追う。神威岳やペテガリ岳ではバテテ登頂できない人もいた。本州では大雨だったようだが、北海道ではニペソツ岳除いて頂上では晴天であった。神威岳は沢遡行+900mの急登で歩行10時間。ペテガリ岳の初日はペテガリ山荘まで沢を詰め峠を越して4時間のアプローチ。宿泊装備で荷は重い。ペテガリ岳アタックは長いアップダウンの繰り返しの末、最後は500mの急坂が待っていた。特にこの日は暑く、額から汗が滴り落ちる。でも頂上からの眺めは良く、昨日の神威岳や次のニペソツ岳の槍のような鋭鋒が素晴らしかった。歩行11時間で登り返しもあり疲れた。二山の登山口までの林道は荒れており、雨で通行止めの可能性が大だ。石狩岳は奥まった山だが比較的登りやすかったが8時間の行程だ。ニペソツは生憎の霧であったが、ペテガリから眺めた通り、急峻な岩峰で歩行は10時間を超した。ただ高山植物が綺麗で、特にイワウメの群生が見事だった。今回厳しい四座への挑戦、足が心配であったが、ツアーの谷間の休養もあり、何とか登りきる事が出来た。北海道はまだ8座残っており、頑張ろう。

㉔池口岳(2019,7)

7月28日は前から南アルプス最南端の池口岳を予定していたが、台風の進路のど真ん中。しかし、雨雲の動きを良く分析すると、28日午前3時頃には池口岳を通過している。この機を逃すべからず。27日夕刻松戸を出発。登山口では雨が激しく車の屋根を叩き眠れない。でも3時半に目を覚ますと雨はすっかりやんでいた。4時、ヘッドランプで出発。登山口の標識に頂上まで6時間25分とあったが、めげずに歩き出す。長い長いアップダウンのある尾根道を繰り返し、頂上に達した頃には陽も射してきた。展望は利かなかったが、雨具を出さずに済んだ。厳しかったが記憶に残る山行であった。レアーな山で、レアーな日だった為、10時間を超す歩行であったが、全くの一人旅だった。 

㉕オプタテシケ山(2019,8)

北海道のオプタテシケ山に登ってきた。台風8号の残骸が熱低となり前線を伴い停滞した為、小雨が降ったり止んだりで終日雨具を着用した。オプタテシケ山は歩行が14時間近くかかる為、途中の美瑛避難小屋で仮泊した。この小屋は大雪~十勝縦走路の要衝にある為、雨にも関わらず6人が宿泊した。雨の為登山道は小川となり歩きずらい。辛かったが、難関のオプタテシケ山に登頂出来て満足。帰り、白金温泉に浸かり疲れを癒した。雨の中思ったより疲れたので、自分へのご褒美に千円+でビジネス席でゆったり寝てきた。

㉖鍬埼山(2019,9)

立山、美女平近くの鍬埼山に登ってきた。スキー場から稜線までのゴンドラが廃止され、その分歩くため、歩行時間が12時間を超す難関の山の1つになっていた。その為、スキー場で前泊し、4時前にヘッドランプを点けて出発した。稜線までずっと階段状で歩き難い。台風一過の晴天で気持ちが良い。でも登山道は樹林の中で見通しは利かない。頂上からは立山、薬師が一望できたが、見慣れた山容を裏から見ている感じでしっくりしない。でも頑張って登ったおかげで10時間を切ることができた。これで北アルプス及びその周辺の山は登り切った。

㉗奥茶臼山(2019,9)

南アルプス、赤石岳の南側に位置する奥茶臼山に登ってきた。赤石岳からは長い稜線上の先端に聳えるその山並みをいつも眺めていたが、今度は逆に南アルプスを眺める番だ。良く通行止めになるしらびそ峠まで長い林道を車で入り、車中泊して稜線を歩く。最初は登山道の両脇は苔むしていて、北八ヶ岳を彷彿させるのだが、それもつかの間稜線に出ると風倒木が登山道を塞ぎ、避けて進まなければならず、歩きずらい。この日、関東では雨降りだったようだが晴れ間も出て登山日和である。残念ながら頂上は樹林帯の中で展望は利かない。途中の登山道からは聖岳周辺の山が見えた。これで南ア及びその周辺の山は登り切った。登山道が荒れていたため、コースタイム8時間ジャスト。

㉘摩耶山,祝瓶山(2019,10)

摩耶山、祝瓶山に登ってきた。東北、朝日連峰の南北端に位置し、なかなか面白い山だった。摩耶山はハシゴで滝の横を登るルートが楽しかった。でも中々キツイ登りのある山であった。祝瓶山は東北のマッターホルンと言われており急峻な山のイメージはあったが、遠景からもそれが伺えた。実際、いくつもの小ピークを経て、頂上直下の岩場がキツかった。草付きの岩場を、三点確保で慎重に登る。足を滑らせれば奈落の底だ。登りは何とか登ったが、下りは危険な為、時間はかかったが、岩場のない反対側の稜線コースを辿った。紅葉は始まっており、大朝日で見られるような赤系の色付きが見事であった。

㉙新潟、焼山(2019,10)

10月に入り休みの度に雨が降る。焼山も3回目の挑戦だ。しかし、登山口に着いたらまた雨。1時間半ほど待って、小降りになったので、出発。最初はまずまずの登山道だったが、途中から火山の山らしくV字形に深くえぐれた、急峻な谷を2つ程越えなくてはならず、ハシゴやザイルを手掛かりに危険な登下降を強いられた。また頂上直下では3点確保の岩登りやガレ場のトラバース等大変だった。更に雨で方向が掴めず、スマホの位置確認を頼りにやっと頂上にたどり着いた。時間は12時半だ。此の山はまだ危険なため、車の入れるゲートは10月までの土日祝日の朝6時から夕方5時までと限られている。雨で出発を後らせたため、時間がない。他の登山者は誰もいない。雨の中事故を起こさぬよう、慎重にしかもできる限りの速足で駆け下りた。ゲート閉門まであと15分を残すのみだった。

㉚人形山,大笠山(2019,11)

北陸の2座を登ってきた。まず人形山を目指した。登山口までの林道が荒れており、四駆出ないと厳しい。平安時代からの信仰の山のようだ。頂上からは一昨年難儀した思いで深い200名山笈ケ岳、稜線の横には明日登る大笠山がはっきり見えた。当初、大笠山を甘く見ていたが、笈ケ岳の横に有るだけあって、標高差1100m 以上あり、登山道はのっけから鉄梯子、鎖 から始まる。厳しい山なので頂上には避難小屋がある。昨夜の雨で落ち葉の積もった急坂の下りは気が抜けない。これで北陸地方の300名山は完登で有る

㉛森吉山、太平山(2019,11)

秋田の森吉山と太平山に行ってきた。前夜雨だったので、もしやと思っていたら標高の高い森吉山はスキー場から上は白銀の世界だった。積雪は10cm程だったが、ガスで何も見えない登山道をひたすら頂上を目指した。誰もいない。あるのは獣の足跡ぐらい。頂上で写真を撮り早々に下山。この日の宿は太平山の麓の「きこりの宿」だったが、1泊2食付き7600円。刺身,天ぷら、鍋、その他10種ほどの小鉢付き。先週の五箇山では素泊まりで8700円、雲泥の差である。太平山は地元では人気のようで駐車場は車が一杯。山頂には立派な社があった。それにしても自家用車での秋田の山周遊は、四駆が必要であったにせよしんどかった。

㉜佐武流山(2019,11)

雪の佐武流山に行ってきた。夏でも10時間近くかかる難関の山に何故、この時期に。実はもっと早く計画していたが、台風等の影響のやり繰りで後伸ばしにされていた。来年に持ち越しのつもりでいたが、やはり佐武流を狙っていた山岳会の仲間と意気投合、雪山覚悟で挑戦した。信州の山はもう雪山、佐武流も登山口の林道から10cm 程の雪。頂上稜線では20cm近くあった。もちろん踏み後は皆無でスマホで位置確認しながら進む。下山時少し青空が見えたが頂上ではガス。結局、朝5時15分にヘッテンで出発し、帰着は16時50分で暗闇が迫っていた。

㉝暑寒別岳(2020,7)

本州では梅雨明けの気配がない。北海道では天候が回復しているので、昨年、一昨年と登山口まで行って、大雨や台風で登頂を諦めた暑寒別岳に登ってきた。本格的山登りから半年近いブランクがあり心配であったが、往復8時間で登頂できた。下界では晴天、山頂では霧で見晴らしはきかなかったが、念願の山頂に立てた。これで北海道の300名山26座を制覇した。今回は2泊3日とゆっくりめ、これも又楽しいものだ。

㉞和賀岳,神室山(2020,8)

8月の東北はずっと雨マークが続いていた。お盆過ぎたらやっと晴マークが顔を出した。登り残していた200名山の和賀岳と神室山に行ってきた。和賀岳は登山道脇の高山植物が綺麗だったが、下草が刈ってなく、足で登山道をトレースしながら進まざるを得なく時間がかかった。神室山は沢筋の道が荒れており、又稜線までがキツイ急登であった。いずれにしろこの暑い時期、効率を考えて東北の難関ともいえる2山を、年を考えずに8時間を越す長丁場の登山を2日連続すると、流石に疲れが身に染みた。これで300名山は299座登った。

◎五葉山(300名山完登)(2020,9,6)

75歳の誕生日で300名山完登を予定していたが、天候不順やコロナの影響で3ケ月遅れで何とか登頂できた。当初天気は晴マークだったが、台風10号の影響で小雨の中の登山となった。でもカンカン照りより快適だった。本格的に300名山目指したのは2016年10月で124座残っていた。この4年間、優先してアタックに挑戦し、日本全国を飛び回った。いろんな方々のご協力により、成し得た賜物でありこの場を通じて感謝申し上げたい。又今回自家用車で行ったので松島、瑞巌寺、中尊寺、水沢天文台(ブラックホールの可視化で日本の中心的役割)を見学してきた。勿論go to トラベルで得してきました。